エフライの感想記

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総評《ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会》これは紛う事無き"ワクワク発ストーリー"で"Brand New World"。本当に、本当に面白かった!

シリーズ9周年プロジェクトのフィナーレを飾ったフェスを皮切りに、シリーズ10周年や『サンシャイン‼︎』5周年等、『ラブライブ!』のメモリアルイヤーとなるはずだった2020年。しかし、とあるウイルスが大活躍してしまった為、AZALEAライブ中止を筆頭に尻窄みな年となってしまいました。本来AZALEAライブが3月開催だった事を踏まえると"尻"どころか"腹部"や"食道"辺りから窄んでしまった感じがしますね。

 

そんな暗黒待った無しの状況の中、唯一と言って良い"光"になったのが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメことアニガサキでした。虹ヶ咲1stライブにて20年中の放送が発表されたものの、前述のウイルスのお陰で『五等分の花嫁』や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』等大多数の作品が放送延期になっていた為、無事に放送されるのかとても不安になっていました。制作状況が全く見えませんでしたしね。

 

しかし、迎えた虹ヶ咲の2ndライブ。無観客で開催されたこの配信ライブで秋クールとしての放送がアナウンスされました。2ndライブの開催が9月でアニメ放送が10月からという事からかなりカツカツのスケジュールで制作されたのが伺えます。スタッフの皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございます。

 

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開始前の不安

 

さて、アニメ虹ヶ咲(以下、アニガサキ)が放送されるにつれ、視聴前は幾つか不安がありました。

 

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その1つが作画の変更ですね。上の画像で分かる通り、デビューアルバムとアニメでは作画が大きく異なります。どっちがどうという訳ではありませんが、馴染んだ作画からの変更というのは否応にも不安要素となってしまいます。

 

また、原作であるスクスタの主人公でありプレイヤーの化身、"あなたちゃん"をキャラ化した高咲侑の存在も気になる要素でした。スクスタのストーリーは彼女に依存する部分が多く、また、スクスタのストーリーがお世辞にも良い出来では無かった為、侑の存在とストーリーをどう扱っていくか気になっていました。

 

加えて、挿入歌も気になりましたね。μ'sの1期は微妙ですが、これまでのシリーズのアニメは「楽曲の販促」や「リアルライブの前振り」の面も持っています。なのでSaint Aqours Snowの「Awaken the power」のように、大人の事情に引っ張られた結果シナリオと楽曲に齟齬が生じる場合や『サンシャイン‼︎』1期最終話のような事態が起こってしまう可能性を孕んでいます。μ'sもAqoursもグループなのでぶっちゃけ挿入歌は1つでも成り立つのですが、虹ヶ咲はソロアイドルである為、どのように挿入歌を扱っていくのか不安でしたね。

 

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いざ見てみて

 

期待は勿論、上記のような不安を抱えて迎えたアニガサキ。いざ終わってみると、大変丁寧な作りで次回がとても待ち遠しい作品となっていました。"集"より"個"を重視しつつも、だからといってバチバチの敵対関係ではない、「仲間だけどライバル。ライバルだけど仲間」という虹ヶ咲の本質を巧く描写していたように思います。

 

元々虹ヶ咲には、先代であった"廃校阻止"やそれに付随する"ラブライブ(大会の方)の優勝"といった明確な目的が無く、アニガサキでもスクールアイドルフェスティバル開催という一応の目的はあったものの物語の根幹をなす大きなゴールが無かった為、所謂スポ根要素が薄く"熱さ"という意味では物足りない作品だったとは感じます。しかし、スクールアイドルの目的は何も先代が定めた廃校阻止等が絶対ではない、という事を示した作品と考えれば特段マイナス要素にはならないと思います。

 

このように虹ヶ咲が先代達と毛色が少し違うのは、虹ヶ咲自体、本来アニメ化が予定されていないゲームオリジナルキャラという出自という事が関係しているのでしょうね。作詞家の畑亜貴さん筆頭にスタッフを総入れ替えしているという事も作画や作風がμ'sらとは違う大きな要因でしょう。後発のLiella!が初代のスタッフを再結集している辺り、扱いの差が垣間見れます。

 

 

そんな訳で、初代や『サンシャイン‼︎』と違い、どちらかというと勢いより理屈を重視した作品と評する事の出来るアニガサキ。心配していた作画変更やプレイヤーのキャラ化である高咲侑も違和感なく作品内に織り込んでいましたね。

作画に関しては「無敵級*ビリーバー」にてそのポテンシャルの高さを見られたので最大の不安要素とはならなかったのですが、やはりプレイヤーのキャラ化である侑ですよ、侑。ともすれば作品のアキレス腱ともなりそうな彼女を上手く扱えたのは制作陣の賜物だと思います。原作であるスクスタにてアニメ放送前に栞子加入で一悶着ありましたし、ランジュとミアという追加キャラ第2陣による嵐が現在進行形で大暴れしているのを考えると、キャストの矢野さん含めスタッフのハードワークには脱帽ものです。何せ、後述する挿入歌より侑の事が心配でしたからね。1話を見て、安堵したのは今でも覚えています。

 

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さて、挿入歌ですが、まさか全員分のMVが用意されているとは思いませんでしたね。厳密に言うと「9人分+全員楽曲+歩夢のみ2曲目」でしたが、隙あらば選挙を敢行し競い合わせていた過去とはエライ違いです。1話の「Dream with You」の衝撃は今でも忘れられません。

MV付き挿入歌をやるに当たり、全員分作るか選挙を勝ち抜いた数名に絞るか、それともソロというスタイルを放棄しグループにしてしまうかの3択が選択肢として浮上します。その中でファンとして1番嬉しく、制作陣にとっては話の尺が限られる事もあり最も大変であろう"全員分のMV楽曲用意"の選択肢を取ったのにはサプライズにも程がありますね。いやはや、本当ありがとうございます。

スクスタの衣装や中の人ネタ。スクフェス転入生昇格組には転入生時代のネタ。プロジェクトスタート時(分室時代)のネタ等、只でさえ心踊るMVに"分かる人には分かる"小ネタを仕込んでいたのも良かったです。何回もリピートし、隠された小ネタはないのか探していましたね。

 

そうそう小ネタというと、エマ達昇格組の他に、これまでスクフェスにしか登場していなかった姫乃達、転入生が数多くアニガサキに登場しましたね。彼方の妹である遥はある意味登場を確信していましたが、クリスティーナやギョロちゃん等の登場はこれっぽっちも思っていませんでしたので滅茶苦茶嬉しかったです。今では信じられませんが、彼女達はAqoursより先輩なんですよ?いやぁ、日の目が当たる日が来て良かったです…

 

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まとめ

 

という訳でアニガサキの総評でした。

基本的に原作であるスクスタのストーリーをなぞりつつ問題になりそうな要所要所で足し算や引き算をし、キッチリ1本のお話として筋を通したのはお見事としか言えません。各キャラのソロMVや高咲侑の存在等、スクスタとの相違点はあったものの、それによる歪さを特に感じなかった構成には天晴れです。

 

何度も言うようですが、個人的に話の"勢い"が足りない分アニメ単体で見たら恐らくμ'sやAqoursを超えるのは難しいかなと感じます。元々アニメ化の予定が無かったという原点から、ファンサービス的な要素が強く出ていますからね。ですがそれは、あくまで外伝的立場である虹ヶ咲だからこそ出来る業だと言えます。明確なμ's、Aqoursの後継者としての立場があるLiella!には多分虹ヶ咲以上の横槍と重圧が存在するんでしょうね、知らんけど。

 

 

本当アニガサキは夢のような時間でした。土曜22時からは『ごちうさ』3期、22時半からはアニガサキとゴールデンタイムを過ごせた3ヶ月はとても幸せでしたね。望むならまだまだ虹ヶ咲の活動を見ていたいです。元々外伝的立場という事や後発のLiella!はプロジェクト開始時からアニメが決まっていてスタッフもμ's時代の人達という事等、虹ヶ咲にはウイルスは当然として、それに関係ない部分でも逆風が強く吹いています。判官贔屓のようですが、だからこそ彼女達をこれからも応援していきたいです。Liella!も勿論楽しみですが、虹ヶ咲も蔑ろにして欲しくありません。お願いします。運営様。

 

アニガサキ2期となると栞子筆頭の追加メンバーが大きな悩みの種となりそうですが、この制作陣なら巧くやってくれるでしょう。それくらいアニガサキ制作陣への信頼は高いです。まぁスクールアイドルフェスティバルを栞子の姉、薫子が開いていない時点で栞子がスクールアイドルを逆恨みする必要性が無いですしどうにかなる気がします。シリーズ特有の媒体間の設定ブレブレを良い方面に持っていけそうですね。なので(?)、まだ夢の続きを見させてください…

 

 

おまけ

 

今思うと、「スクスタ20章からのアニガサキ5話」や「アニガサキ9話からスクスタ21章」の流れをリアルタイムで経験出来たのは中々貴重なものだったのかも…?

 

 

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