エフライの感想記

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感想《2021 F1 第6戦 アゼルバイジャンGP》ラスト2周のどんでん返し。見ていてとてもエキサイトした今季ベストレース候補。

モナコGPから2週間、インディ500から1週間が早くも経ち、F1アゼルバイジャンGPが開催されました。このGPは毎年何かとイベントが起こる為、今年は一体どんな事が発生するのか、楽しみに待っていました。前戦でフェルスタッペン、並びにレッドブルがランキングで首位に立ちましたしね。タイトル争いの観点からもワクワクしていました。

 

良かった、良かった笑

 

ペ!レ!ス!

 

そんな今年のアゼルバイジャンGP、表彰台の頂点に上ったのは、ハミルトンでもフェルスタッペンでもボッタスでもなく、まさかまさか(失礼)のペレスでした。

予選では赤旗の影響もあり7位(スタートは6番グリッド)に沈みましたが、序盤でオーバーテイクを何度も披露。決勝の大半は、フェルスタッペンをサポートする2ndとして、ハミルトンを封じ込める完璧な役割を果たしました。

そして、後述しますが、フェルスタッペンのクラッシュによる赤旗が掲示されると、リスタート後はトップスタートからその地を守り切り、見事昨年のサクヒールに続く2勝目を飾りました。

 

いや~、嬉しいですね。優勝という結果自体は棚ぼたですが、それを抜きにしても、ペレスを雇った狙いが果たされた、素晴らしいレースでした。これで予選のミスは帳消しですね。ランキングも3位に浮上しましたし、これからが楽しみです!

 

ニコニコで嬉しい。

 

でも、どうせなら、こうやってティクタムみたいに帰ってきてくれても良かったのよ。

 

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バースト祭り再び

 

今レースのスパイスとなったのは、何度目かの開催となったタイヤバースト祭りでした。13年、17年、そして20年と、全てシルバーストーンで開催されたこのお祭りが、今回は遥々アゼルバイジャンまでやってきました。はた迷惑ですね。

 

 

今回の参加者はストロールとフェルスタッペンでした。二人とも初参加ですね。両者共に、ホームストレートを走っている最中に突如左リアがバースト。そしてそのまま壁に激突という、見ているこっちがヒヤヒヤするクラッシュでした。フェルスタッペンの光景なんて、18年のボッタスを見ているようでしたね。優勝まで後少しだっただけに残念です。ストロールは、唯一のハードスタート戦略だったので、これがどう実るか、結果を見たかったですね。

 

ストロールのクラッシュはSCにて処理されましたが、フェルスタッペンのマシン撤去は赤旗が掲示されて行われました。赤旗が出た時が残り3周の段階だったので、正直このまま終わりかと思いましたね。ですが、中断後残り2周のウルトラスプリントレースが開催されました。「インディカーなら再開するだろうけど、F1だから赤旗終了だろうな」と思っていただけに、再開は嬉しかったですね。

 

川井ちゃん含む解説陣やTwitterでは中止にすべき、という声が大きかったですが、個人的には再開して良かったと思います。何故なら、もし赤旗終了なら優勝者は、クラッシュしたフェルスタッペンになりますからね。ぶっちゃけ、それってどう思います?自分は嫌ですね。そんな16年マカオGTみたいな事(上画像)をしてしまったら、それこそ冷めます。今後、同じようなクラッシュゲート改が続出する可能性も考慮すると、再開すべき、そして再開して良かったと思います。まぁボッタスの前科があるので、マーシャルがちゃんと掃除していたかは気になるところですけどね。後、ピレリの信頼性。F1からの難解な要望があるのは分かっていますが、頑張って欲しい。

 

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個人的殊勲賞

 

先ずは表彰台トリオ全員ですね。色々ぶつくさ言われたリスタートでしたが、トップ3は全員笑顔でしたし、良かったですね。

既に綴ったペレスは割愛するとして、2位に帰って来たベッテルは熱いですね。バーレーンGPの時は休養すべきだったかな…と思いましたが、ここ2戦の復調は目を見張るものがあります。加入時はストロールの補佐役的な役割を期待されたと思いますが、このままエースになってくれても良いんですよ?

 

3位に入ったのは、アルファタウリのガスリーでした。予選4位だったとはいえ、この好成績は嬉しいサプライズです。特に印象的に残ったのは、最終盤のルクレールとのバトルですね。トラブルを抱えながらの走行でしたが、燃えるレースを魅せてくれました。これで19年から3年連続のポディウム獲得。レッドブル降格時からは信じられない程の躍進です。これからも楽しみですね。

 

他には、イモラの雪辱を果たすべく10位に食い込み、今季初入賞を果たしたライコネンも良い走りをしました。予選の走りも良かったですし、今後もまだまだやれる所を魅せて欲しいものです。

後、アロンソも良かったですね(6位入賞)。特に赤旗再開後のリスタートの動きには、全盛期の走りを垣間見れました。オコンに押されつつあるものの、ライコネンと共にベテランの業を披露して欲しいです。

 

今回は以上の5人ですかね。何時もとは違うメンツの表彰式にベテランの復活と、嬉しい結果が多かったです。

 

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その他

 

個人的殊勲賞までは行かなくとも、7位に入った角田くんの走りは良かったな、と思います。開幕戦での好成績が素晴らしかっただけに、ここ最近の不調は気がかりでしたが、それを払拭するレース、結果でした。「シャラップ!」と叫んだのもご愛嬌ですね。予選でのクラッシュを帳消しに出来て良かった。

 

モナコで復活したかと見られたフェラーリは、ルクレールが4位、サインツが8位という何とも言えない結果に終わりました。予選のPPがインパクト大だっただけに少し残念感がありますが、一時の底は脱したようですね。次からどうなるか、注視します。

 

そんな赤いお馬さんとコンストラクターズランキングで争っているマクラーレンは、ノリス5位、リカルド9位と何とかW入賞を果たしました。あまり中継に映らず、2台とも影が薄かったですが、きっちりポイントを持って帰ってくる辺りは流石ですね。ノリスは予選の不調を、リカルドはクラッシュによるQ2落ちを、夫々上手く挽回しました。

 

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優勝大本命だったフェルスタッペンは、とにかくツイてなかったですね。予選は角田くんのクラッシュに邪魔されるわ、決勝はピレリタイヤに裏切られるわ、災難でした。まぁ偶にはそういう時もあるでしょう。ハミルトンも0ポイントだったのは、不幸中の幸いですね。

 

躍進を果たしたライコネン、アロンソ、ベッテルの相方、ジョビナッツィとオコン、ストロールは、全員何とも言えないレースでしたね。ジョビナッツィは、予選でクラッシュを喫したのが全てでした。決勝は、ウルトラスタートで最後尾発進からライコネンの真後ろまで来ましたが、結局ポイントに届かない11位でチェッカー。惜しかったですね。まぁ次があります。大丈夫。

 

オコンは予選Q2落ち(12位)を喫すると、決勝はマシントラブルで早々に戦線離脱を余儀なくされました。持ち前のタイヤを持たせる腕が見られると思っただけに早期リタイアは残念でしたね。ストロールは、予選でジョビナッツィより前にクラッシュをしてしまうと、前述の通り、決勝ではパンクに見舞われました。不運の一言ですね。次はきっと運が良い方向に向いてくれると思います。

 

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ハースやウィリアムズは、正直相変わらずって感じでした。ラッセルがQ2に残ったり、ラッセルがピットロードを通らなかったり、マゼピンがミックを危険ブロックしたり、と印象的な出来事はちょくちょくありましたが、まぁ…うん。って感じですね。微妙です。

 

最後にメルセデスですね。まぁ深くは言いません。こういう時もあるでしょう。ハミルトンは珍しいミスを犯したなぁと思います。彼も人間だと分かって良かったです笑。でも、こうなったら次のレースが怖いんですよね…。多分、次のフランスでは訳分からない位強いハミルトンが帰ってくるでしょう。

 

で、ボッタスは…。どうしちゃったんですかね。特段トラブルが無かったにも関わらず、普通に走って12位フィニッシュは解せません。予選Q3の結果は、角田くんの赤旗があったので責めるのは難しいですが、これまでみたいに簡単に表彰台圏内まで戻ってくると思っていたので意外&残念でした。3回目のノーポイントで、ランキングは6位に転落しました。そろそろ首が涼しくなってきそうですね。

 

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まとめ

 

という訳で第6戦の感想でした。ストロールのバーストがあるまでは、正直退屈なレース展開でしたが、バースト祭りバクー公演開演を皮切りに大きくレースが動きましたね。個人的には、面白いレースが見られて良かったです。21時スタートの筈なのに結局普段の22時スタートと変わらない時間に終わったのは予想外でしたが笑

 

 

さて、既に何回か言及していますが、次戦はフランスです。そう、あの目がチカチカして何処走っているか分からないサーキットです。地元という事でガスリーやオコン、アルピーヌ勢の躍進に期待したいですね!

 

 

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↩前回開催