エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《2021 F1 第12戦 ベルギーGP》長くて短かったスパラウンド。これは間違いなく記憶に残るレース。

短いサマーバケーション期間を終え、F1サーカスはベルギー、スパ・フランコルシャンの地にやってきました。このGPが開催されたら夏の終わりを感じるのはF1ファンあるあるですね。今年は甲子園決勝と同日開催だったのも相まって余計にそう感じてしまいました。

F1に話を戻すと、休み前の2戦は色々物議を醸す出来事が起こっていたので、今回は平和にチェッカーを迎えて欲しいなと思いながら迎えた週末でしたね。今思うと、それが変にフラグとなってしまった感がありますが…笑

 

 

えーっと何から書く?笑

 

まぁコレなんですよね。今回のレースは、予選、決勝共にスパウェザーに見舞われ、大荒れのものとなりました。予選は、ディレイや赤旗を挟みながらも僅かな雲の隙間を縫って完遂。決勝は、フォーメーションラップ開始1分前にディレイがアナウンスされると、その後、1時間のタイムレース開催を目指し待機したものの、結局天候は好転する事無く2周のフォーメーションラップと2周のSCランにてレース成立。記録上は3周で終了というF1史で最も短い距離でチェッカーとなりました。レース距離は滅茶苦茶短い一方、時間としては約4時間待機をしていたので、そう考えるととてつも長いレースでしたね。正直しんどかったです笑

 

今回実況を担当された西岡アナは4時から『めざまし8』の打ち合わせがあったそうですが、仮眠位は取れたのでしょうか。スポーツ実況のアナウンサーって大変だな…と思ったレースでした。

 

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爆笑小ネタ集

 

予選、決勝共にマシンが走らない時間が多かったので、解説陣の面白い話が聞けたり放送でちょっとしたトラブルがあったりしたレースでした。折角なので備忘録的に記録したいと思います。自分はフジNEXTでの観戦なので、ご了承を。

 

まぁ先ず、予選放送の最後を飾り決勝中継でも登場したフレンチフライですね。

川井さん曰く、フレンチフライの本場はフランスではなくベルギーだそうで、1cm四方のものが美味しいフレンチフライと呼ばれる条件だそうです。「これだけは言わせてください」と予選最後にぶっ込み、決勝中にお客さんが食べているのを発見した時に興奮していた川井さんが面白かったです笑

 

2番目は、24時以降の時刻の表記です。

これは川井さんが西岡アナに「27時とか28時までの表記は何処まであるの?」と質問した事から得た知識ですね。西岡アナ曰く、当番表等では30時まで24時以降の表記があるそうです。31時は見た事がないと仰っていましたね。確かにインディカーの放送やF1アメリカ大陸GPでも、27時とか28時までが限度な気がします。ぶっちゃけパット見で分かるのが25時くらいまでなので、止めて欲しい表記ですね笑

 

3つ目は弘南鉄道についてです。

これは予選がディレイ&赤旗で本来の放送枠に収まらず、後続番組の「みんなの鉄道」が放送された事に起因する出来事でしたね。10分くらいでF1中継に戻りましたが、予選トップ3インタビューにぶち当たるというタイミングの悪い切り替えでした。

少し前に開催されたインディカーではテニスの中継が長引いてグリーン直後のクラッシュが見られない一件がありましたが、今回のF1に関しては後番組が生中継でなく再放送番組だったので急に変わって驚きました。長丁場で疲れが溜まっていた&アルコールが入っていたので自分は笑えましたが、しっかりと欲しいですね。まぁお陰で決勝は無事に最後まで放送されたので良かったです。実況陣は誰も聞けないにも関わらず10分くらい話していた事になりますが…笑

 

で、その「みんなの鉄道」では、青森等の雪国を走破する弘南鉄道についての説明がなされていました。自分はそこまで鉄道に詳しくないので大変勉強になりましたね。途中で切り替わりましたが番組としても大変面白かったです。

これは奇跡。

是非とも何時かコラボを…笑

 

後は…なんでしょう。

マーシャルさんがやっていたペタンクのルールを森脇さんが解説した(ボッチャと間違えていたけど後に訂正)り、マルドナードの何故か8の字にならない鈴鹿サーキットの事が晒されたり、割とレースに直接関わらない事を色々聞く事が出来ました。レースに関する事でも、解説に川井さんと森脇さんが並んでいたので「○○年の△△GPでは~」とか「津川さんが担当したあのレースでは~」等といった面白い話を聞けましたね。こういうのは87年から約35年のノウハウを持つフジテレビ解説陣だからこそ出来る芸当ですよね。視聴者からの質問のレースにも「あのレースでは~」と即答出来るのは流石でした。これだからフジNEXT派なんですよね。

凄すぎる…

 

後、可夢偉さんの電撃参戦見たかったですね。電話の音声を放送に乗せるのは流石に難しかったようでメッセージだけの参戦でしたが、嬉しいサプライズでした。このメッセージ後に解説陣がル・マンについて語っていたのも印象的です。

何時かスタジオでの参戦、期待しております!

 

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レース内容&個人的殊勲賞

 

すっかり忘れてました。

遅くなりましたがレースの内容についての感想を綴ります。

今回は前述の通り、決勝では碌に周回を重ねられなかったので、ほぼほぼスターティンググリッドが決勝結果に結びつきました。まぁ09年マレーシアGP以来のハーフポイントなんですけどね。仕方ありません。

 

で、そんなレースでPP、そして優勝を成し遂げたのがレッドブルのフェルスタッペンでした。ここ2戦ツイていないレースが多かっただけに嬉しい好成績ですね。フリー走行でのクラッシュは前振りだったのか、予選では素晴らしい走りを魅せ最速タイムをマークしました。

いくらフリー走行とはいえ、ここから勝つとは…お見事ですね。多分、レースが普通に開催されたとしてもこのGPの覇者だった事は疑いようもありません。

 

一方、相方のペレスは少々不甲斐なかったですね。予選での順位はまぁ運の要素もあるので仕方ないとしても、レコノサンスでのクラッシュは頂けませんでした。

まぁ去年ハンガリーでフェルスタッペンもやっているっちゃやっている事ですが、生き残りが求められるウェットレースでのこれは解せません。実質スターティンググリッドフィニッシュだった事を思うと、滅茶苦茶勿体なかったですね。残念。短時間でマシンを修理したメカニックはお見事です。

 

 

今回1番躍進したのはウィリアムズのラッセルでしょう。

予選でまさかの2位タイムをマークすると展開の綾もあって表彰台を射止めました。Q1で真っ先にインターを履き、ライバルチームにウェットじゃなくてインターがベストと伝える事となった際はツイていないな…と思いましたが、最終的には自力でハミルトンを上回るスーパーラップをマークしました。正直、フェルスタッペンではなくラッセルにPP獲って欲しかったです笑。今回の好成績をもって今まで憑いていた不運は拭えましたかね。メルセデスに移籍するなりウィリアムズの古豪復活をアシストするのかは分かりませんが、参戦50戦目にして好成績を残せて良かったです!

そういや、これでラッセルって13ptsですよね。角田くんやストロール(共に18pts)の背中が見えてきたな…

 

完全にラッセルの影に隠れましたが、相方のラティフィも良かったですね。予選でQ2に進出すると、決勝では9位フィニッシュ。こちらも2戦連続の入賞です。ポイントこそ7ptsとラッセルに倍近く差がついてしまいましたが、彼の持つ非凡さは十分証明していると思います。

 

 

王者メルセデスはハミルトンが3位、ボッタスが12位でしたね。

ボッタスは前戦のボーリングによるグリッド降格ペナルティが響いた結果となりました。ハミルトンに関しては、予選や決勝の印象は特に無いですね。1回目の中断前にトイレに行き特段爆弾を発見した事と、レース後のインタビューで観客に「お金戻ると良いね」と発言した事が印象的です。

「crazy bomb」とは凄いな…。もしレースが始まっていたら暫くその事が頭から離れなかっただろうな…笑

オーガナイザーが滅茶苦茶焦る発言。

そりゃ返して欲しいですよね。何時ぞやのSFはどうでしたっけ。覚えてないな…

そういやオーナーか誰か射殺されたんでしたっけR.I.P.

 

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マクラーレンは今回調子が良かったですよね。

リカルドは4位に入り、危うく17年バクーに続くウィリアムズにて初表彰台の人にシューイをかます寸前まで来ましたし、ノリスは結果こそ14位でしたが、Q1、Q2でトップタイムをマークし改めて彼の才能の素晴らしさを感じました。まぁQ3でのクラッシュは心臓が止まりかけましたけどね。

上空カメラで中々映らないなぁと思ったらのクラッシュだったので冷や汗タラタラでしたよ。2年前のユベールとか今年の24h耐久レースとか予選前日のWシリーズとか、ここの所このオー・ルージュ→ラディオンでのクラッシュが続いているので怖かったです。後続車居なくて本当良かったですね…。跳ね返ってコースに戻らないような対策が必要だと思います。

 

これは癒し。

タラレバですけど表彰台や優勝が飾れただけに惜しかったですね。ですが、飴にも可関わらずガンガン縁石を踏んでいく姿勢には惚れました。次戦以降、期待しています!

 

 

5位に入ったベッテルは、予選でのナイスガイさが光りましたね。

ノリスの安否をいち早く直接確認するセブ。

コマスの無事を確認しに行ったセナを彷彿させましたね。多分、ノリスがOKサイン出さなかったら飛び込んで行ったでしょう。彼はそういう男です。こういう一面を見ると、彼を嫌いになれませんね。

直前に「赤旗にすべき!」と叫んでいたのも好印象です。引退後はマシのポジションに居座って欲しいですね。

 

ストロールは、申し訳ないですが正直良くも悪くも印象がありませんね。いつの間にかドライブスルーペナルティを科されていた位で特筆すべき事がありません。ラッセルのポイントが迫ってきたので、そろそろ好成績を残して欲しいですね。まぁ彼ならやれるでしょう。

 

 

アルファタウリはドライバー格差が出たかな、という印象ですね。

ガスリーは6位に入りましたが、それよりスタート前の「腹減った。ソーセージくれ」無線の印象が強いですね笑。

対して角田くんは、Q1落ちを喫したので今回はノーチャンスでした。新人に厳しい状況が続きますが、何とか踏ん張って欲しいですね。次戦は初開催の場所ですし巻き返しに期待です。

 

7位フィニッシュの前戦ウィナーであるオコンは、ドライバーズパレードで傘が破壊したのが印象的です。

こりゃまぁ見事に壊れた笑。この後、ビビッて傘を気にするアロンソが面白かったですね。

そんなアロンソは11位フィニッシュでした。レースが開始されたらベテランらしく上がって来れそうだっただけに残念でしたね。まぁ契約延長されましたし、焦る必要は一切ありません。いぶし銀の活躍、期待しております。

そういやこんな事をアロンソはしていましたね。貴重過ぎる映像です。是非次回はモンテカルロでお願いします。

 

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フェラーリは2台揃ってQ2落ちでしたが、他車のグリッド降格等もあり、ルクレールが8位、サインツが10位と僅かなポイントを拾いました。マクラーレンとのコンストラクターズランキングは離れてしまいましたが、この0.5ポイントが必ず生きてきますからね。拾えるものは何でも拾っとくべきです。

印象に残った事と言えば、ルクレールがFP2でクラッシュした事くらいですかね。決勝が実質無かった分フリー走行までに飛び火が行っているこのGPです。

 

 

アルファロメオは全く良い所がありませんでしたね。

13位に入ったジョビナッツィが3年連続のクラッシュを回避出来たのが唯一の収穫ですかね。スパ王のライコネンも不発でしたし、昨年のトルコGPの予選みたいな飛躍への期待とは裏腹に残念な週末でした。ピットスタートだったライコネンなんか謎にレッドブルのスペースにて座っている印象しかありません笑。

それにしても、ハーフポイントとはいえウィリアムズが大量得点を重ねたので、恐らくランキングブービーは確定でしょうね。辛い&悲しい。

 

 

そんなアルファロメオと対照的にハースは、公式に認められなかったとはいえマゼピンがファステストラップをマークという大きな爪痕を残しました。

この憎めない笑顔よ。

マゼピンの事がだんだんと好きになってきている自分が居る不思議です。

 

ミックはフットボールをやっていたのが印象的ですね。折角のミハエルのヘルメットでの決勝は見たかったですが、仕方ありません。

 

 

さて、今回の個人的殊勲賞は、優勝のフェルスタッペン、2位のラッセル。そして予選で果敢な走りを魅せてくれたノリスの3人です。まぁ決勝が無かった分、判断材料が少ないので仕方ありませんね。次戦も皆さんの活躍を期待しております!

おまけ枠はQ3赤旗中にグラベルに嵌った、このカートの人ですね。

無事に助けられて良かったです。まさかハマった事や脱出した事を全世界に晒されているなんて想像ついていないだろうなぁ笑

 

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まとめ

 

という訳で第12戦の感想でした。

まぁ正にこれ↑ですよね。やっている人、応援している人双方翻弄される大変長丁場、だけど短いレースでした。皆さん、お疲れ様でした。

 

さて、次戦は久々な開催のオランダです。まぁ実質初開催みたいなものなので、各チームどのように対処してくるのか楽しみです!面白そうな予感がプンプンしますからね…!

 

 

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