エフライの感想記

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感想《2021 F1 第8戦 シュタイアーマルクGP》完勝した凱旋レース。レッドブル・ホンダ通算10勝目!

怒涛の3連戦の真ん中、シュタイアーマルクGPが開催されました。毎年ここは面白いレースが展開されるので待ち遠しかったです。40%の降水確率は、当てにしていませんでしたけどね笑。降る降る詐欺とハミルトンの「タイヤ終わった」無線はそろそろ規制して欲しいものです。

 

 

横綱相撲 MAX

 

 

今回圧倒的な強さを魅せたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンでした。予選で唯一人1分3秒台をマークすると、その勢いのままにポールトゥウィン。特筆すべき事が何もない程の強さでしたね。正直、ここ数年のハミルトンがフェルスタッペンに置き換わっただけのような気がしますが、それでもホンダの勝利は嬉しいです。メルセデスが不調のうちに稼げるだけ稼いでいって欲しいですね。

 

これでレッドブル・ホンダ10勝目。あのモード11ポジション5の無線があった2年前が懐かしいですね。こうなると、本格的に撤退が惜しくなっていまいますね…

 

 

今回のレースは、相方のペレスも良い走りをしたと思います。予選こそノリスに先行を許す5位に甘んじましたが、決勝では見事な走りを披露。ピットミスやタイヤ交換の決断遅延等、逆風がありましたが、4位という求められる指定源の仕事を果たしました。今挙げた逆風のどちらかでも上手く行っとけば表彰台が狙えただけに少し悔やまれますが、それでもめげる事なく成果を残したのは、素晴らしいと思います。レッドブルは、最低限の働きをする2ndドライバーに飢えていただけに、これでも期待の十二分の活躍をしたと言えるでしょう!

 

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初の偉業(?)

 

 

エンジンの規定がV6PUに変わってから8年目。円熟味が増してきたこの段階で、初めての事が達成されました。そう、メルセデスの4連敗です。"敗"という言葉を使うのが適正なのかはわかりませんが、8年目にして初めて、メルセデスが4戦連続表彰台の頂点を逃しました。これは、止めたレッドブルを褒めるべきか、ここまで圧倒していたメルセデスを褒めるべきか分かりませんね笑。どれだけメルセデスが、V&PU時代を支配していたのか嫌でも分かる記録です。日本人としては、その偉業を止めたのがホンダPUのチームというのは嬉しいですね。何度も言いますが、撤退が惜しすぎる。

 

さて、そんな記録を樹立したメルセデスは、優勝に程遠いレースを展開しました。流石に、モナコみたいな失速はしませんでしたが、それでも2位3位が精一杯というのは、昨年までの姿からは想像出来ません。実は、今年のメルセデスってそこまで強くないのかもしれません。まぁそんな事言って次戦圧勝するのがこのブラックアローなんですけどね。過信してはいけません。

 

そんなメルセデスのハイライトは、FP2のボッタスのスピンでしょう。マクラーレンのスタッフが巻き込まれなくて良かったです。どんだけピーキーなマシン何でしょうかね、今年のメルセデス。これでペナルティ貰ったボッタスが表彰台に上がれたのが唯一の救いでしょう。就活走法、今後も期待しています。

 

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個人的殊勲賞

 

圧勝したフェルスタッペンは勿論当確でしょう。強すぎますね。もう少し優勝争いが面白い事になるよう手加減して欲しいです笑

 

他には、予選でQ3進出まであと一歩の11位に食い込み、決勝でもニューマティックバルブのトラブルが起きるまで入賞圏内を走っていたラッセルも良かったですね。今回はリタイアに終わってしまいましたが、ウィリアムズの成長と共に、彼の株も急上昇中です。望む事なら、ヒュルケンベルグ並のツイてなさをどうにかして欲しいものですね。

 

後は、予選18位から11位に入ったライコネンも良かったですね。Q1落ちは残念にも程がありますが、決勝の良さは流石でした。唯一のハードスタートにも関わらず1周目で順位を大きく上げると、その後、終始ベッテルやリカルドといった格上チームと互角の争いを魅せてくれました。特に、リカルドに何時抜かれるかヒヤヒヤしましたね。後方にはオコンも居ましたし、終始緊張があるレースでした。そんな中で、最終盤にはベッテルを追い抜き、入賞まであとちょっとの11位。これ以上望むのは酷なものでしょう。予選の一発は兎も角、レースペースはまだまだ鈍っていませんね。エンジョイ勢として来週以降も盛り上げて欲しいです。

 

また、Q2落ちの12位から6位に入ったサインツ。予選で4位とメルセデス・レッドブル連合に割って入り、最終的には5位フィニッシュを果たしたノリスの両者も良かったですね。サインツはすっかり跳ね馬を乗りこなしていますし、ノリスに至ってはベストオブザレストの地位に居る事に驚かなくなっている自分がいます。もう素晴らしすぎますね。まさかここまで良い走りを魅せてくれるとは。この感じだとハミルトンやライコネンが退いた後のF1も安泰ですね。

 

今回は、以上の5人です。次戦も同じサーキットですし、彼らの再びの躍進に期待してしまいます。週末が待ち遠しいですね。

 

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その他

 

予選Q3へ進出し、そのまま入賞したストロール、アロンソ、角田くんの3人は夫々良い走りをしましたね。予選では、角田くんが3人の中で最速でしたが、ペナルティもあって10位に入るのが限界でしたね。トラフィックが無ければアロンソを抜けたかもしれませんが、タラレバは厳禁。大きなミスなくポイントを獲得出来て良かったと思います。ストロールやアロンソは、完全にドライビングスクールを開校していましたね。彼らを上手く調理出来たか否かが上位進出と10位前後の壁となりました。角田くんからするともどかしいですが、そこは2人が完全に上手でしたね。お見事。

 

前戦では、謎に2台揃ってノーポイントに終わったフェラーリは、今回6位と7位とW入賞を果たしました。フランスでの失速は一過性のものなんですかね。それともレッドブルリンクが得意コースなのか。判断に苦しみますが、兎に角ポイントを持ち帰れて良かったです。DOTDはルクレールが獲得しましたが、ぶっちゃけ自業自得な気もするので個人的には微妙ですね。まぁルクレールが何処まで戻ってくるか気になって寝落ちしなかったので、そういう意味では有り難い存在でした笑

1周目の接触はレーシングインシデントで妥当だと思います。アロンソが強引に突っ込んだのも遠因ですしね。そんな状況から、タイヤを壊す事なくオーバーテイクを連続したのはお見事です。やっぱりルクレールって速いわ。サインツは既に綴っているので割愛します。2台揃ってフランスの雪辱を果たせて良かったです。

 

上位入賞したノリスと対照的に、リカルドは沈んでしまいましたね。フリー走行では調子良かっただけに残念です。ライコネンを追い回していたのは、モナコを彷彿とさせました。早くシューイが見たいので早急に復調して欲しいです。

 

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ガスリーは不運でしたね。予選でQ3に入る事は最早当たり前になっていますが、決勝はルクレールと接触しリタイアを余儀なくされました。残念ですが仕方ないですね。こういう時もあると切り替えるしかありません。まぁその点はガスリーなら大丈夫でしょう。次ですよ次。

 

その負傷したガスリーに巻き添えを喰らったのがラティフィとジョビナッツィでしたね。これも仕方ないとしか言えません。三輪車と化したガスリーにマシンをコントロールしろというのは難しい注文ですからね。諦めるしかありません。これをバネに次戦の爆発に期待です。

 

オコンとハース勢は、特に綴る事はないですね。オコンがここまで沈んだのは意外でしたが、玉にはこういう時もあるでしょう。次に期待です。ハースの2人に関しては、相変わらずお互いにイチャイチャしているな、という感じですね。ウィリアムズが中団で戦える力を付けてきているだけに、より一層置いてけぼり感が凄いです。

 

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まとめ 

 

という訳で第8戦の感想でした。トップ争いは単調でしたが、それ以外では見どころが多く、結構楽しめたレースでした。まぁフランスやバクーよりは面白さのレベルは低かったですけど。

さて、次戦もここで開催されます。次がオーストリアGPなんですよね。シュタイアーマルクGPの方が先だなんて今でも慣れないです笑。タイヤが今回より1ランク柔らかくなるので、それがどのように作用するのか楽しみですね。ハミルトンが勝っても、フェルスタッペンが勝っても良いので、面白いレースが見られたら嬉しいです。

 

 

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↩前回開催

 

おまけ

 

キャンセルになったシンガポールGPの代打としてトルコGPの起用が発表されましたね。これでソチ→イスタンブール→鈴鹿という地獄の日程が完成しました。本当にこの3連戦やるんですか??流石にキツイでしょう…。幾ら何でも現実的でないので、残念ですが日本GPキャンセルの可能性、十二分にあると思います。全てはオリンピック次第ですかね…