エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!スーパースター‼ 第12話(最終話)「Song for All」》遂に最終回。過去作の面影が豊富にチラつくもお話は纏まっていてGood!

ちぃちゃん、私、悔しい

折角みんなが協力してくれたのに、何もお返し出来なかった

~間~

勝ちたい…!私!勝ちたい!

~間~

私達の歌で、Liella!の歌で、結ヶ丘の歌で優勝したい!

いや…優勝しよう!

 

俺たちの戦いはこれからだ!

プロローグも終わり、これからの5人に乞うご期待!

 

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諸先輩らと異なり、12話である今回が最終回となった『スーパースター‼』。名実共にトラウマを完全克服したかのん率いるLiella!がどのような活躍を魅せてくれるのか、楽しみにしていました。

 

ラブライブは…遊びじゃない!

 

すみれの活躍もあり、見事東京大会へコマを進めたLiella!。今回は、その東京大会の模様と、勝負事に対するかのんの覚悟が描かれた内容となっていました。

 

幼少期のアクシデントからイップス気味になり、歌が好きなもののそれを十分に表現する事が出来なくなっていたかのん。その為彼女は、勝ち負けに拘らない良い歌や良いライブを目標にスクールアイドル活動を行ってきました。実際にかのんは「自由に表現出来るだけでも幸せ」的な事を言っていましたね。この信条は、各々目指すスクールアイドル活動を行う事を目標とする虹ヶ咲なら特に問題は無かったでしょう。しかし、Liella!は全国大会であるラブライブにエントリーしています。つまり、勝つ必要があるのです。今回はその面を浮き彫りにさせてきたお話でした。

 

沢山良いシーンがあった中で、個人的には、東京大会の直前にサニパの2人がかのんに色々諭していたシーンが印象深いですね。メンバー全員1年生な分、サニパが頼れる先輩として描かれていました。勝ち負けを重視する事に賛成か反対かは各々の価値観によるので何とも言えませんが、東京大会で2位に甘んじ全国大会への切符を掴めなかった経験から勝ちに拘るようになったかのんが、2期以降どのような言動を取ってくるのか楽しみです。バトル作品だと闇落ちのような感じがして少々不安ですが、そこは『ラブライブ!』らしく上手く調理してくれる事でしょう!多分!

 

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あれは…Snow Halation…?

 

ついさっきまで「常夏☆サンシャイン」を披露する程夏真っ盛りだった筈なのに、いつの間にか冬になっていた『スーパースター‼』。全国大会出場を掛けた東京大会は、まさかのクリスマス当日の12/25開催となりました。諸先輩らは、1年をじっくり時間をかけて描写していたにも関わらずえらい早さですね。これも全員1年生だからこそ実現可能な芸当です。ですが、もう少し1年間を大切にして欲しかったな、という気持ちもあります。

リモート生中継を行い、それをリレー配信するという「ユメノトビラ」お披露目回と同じ方式だった今回の大会。個人的に「リモート」や「リレー配信」という言葉の並びからスクスタを思い出して頭が痛くなっている間、かのん達は歌う場所について討論していました。国立競技場ではなく神宮競技場になっているのは既出でしたが、神宮球場も外苑球場と名称変更が行われていたのには笑ってしまいましたね。今年ヤクルトが強いのはLiella!のバックアップがあったからかもしれない…?

 

クラスメイトが協力を申し出てくれたので、場所選定は彼女らに任せて練習に励むLiella!。揚げ足取りかもしれんませんが、見るっからに冬なのに、夏と同じくへそ出し練習着で寒がっているすみれや、半袖制服のサニパは違和感がありましたね。作画省略の関係でしょうが、風邪ひかないか心配でした。

閑話休題。話をライブ関係に戻すと、神モブの精神を引き継いだ結ヶ丘の生徒は、かのん達に内緒で原宿ジャックを成功させたのです。クリスマス当日の公道を貸し切るとか化け物かな?

騙されたと勘違いしたかのんのリアクションが面白かったのは置いといて、結ヶ丘の生徒が、ライブ会場まで街灯の代わりが如くロウソクを持って立っていたのは正直怖かったですね。このシーンだけ見れば新手の宗教かと思い込んでしまいそうです。今現在『結城友奈は勇者である』の第3期が放送されているのもあって、恐怖を感じました。後、前話の感想記事で言及した白制服の安否ですが、残念ながら消息不明のままでしたね。そもそも、今回の原宿ハイジャックに音楽科は協力したのかどうかも分かりませんし、見えない所で音楽科は消え去ったのかもしれません。虹ヶ咲に科ごと丸々転校とかね。何の冗談だよ。

 

(確定なのは普通科のみ)全校生徒が雪の中スクールアイドルに協力するという、「Snow Halation」がお披露目された2期9話「心のメロディ」を彷彿させる展開に、「Awaken the Power」味が混じった「Snow Halation」オマージュのステージと、嫌でも諸先輩らを彷彿とさせる中でお出しされた新曲の名は「Starlight Prologe」。クリスマス当日に披露した割にクリスマス感は薄い、絶妙な匙加減の楽曲でしたね。ソロパートに入ると背景(?)も各メンバーカラーになるという素晴らしい凝りよう。結ヶ丘の生徒は優秀過ぎますね。流石音楽学校。音楽科は廃科になったのかもしれませんが。

曲に関してですが、まぁタイトルが全てを物語っていますよね。プロローグなんですよ、まだ。「プロローグで1期12話も使ったんですか」とか思ってしまいますが、制作陣がそう仰るならそうなんです。だからなのかもしれませんが、「夢がここから始まると」みたいな集大成感は正直なかったですね。「俺たちの戦いはこれからだ」エンドな為か、明るい前向きな楽曲でした。フルver.がどんなものになるのか楽しみですね。

 

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まとめ

 

という訳で第12話の感想でした。全12話の感想はまた綴るとして、最終話だけに話を絞ると、話として纏まっていて大変面白かったです。先輩風吹かせるサニパに、Liella!を応援する結ヶ丘の生徒、そして期待に応えようとするLiella!5人。夫々の考えやスタンスがキチンと確立していて、尚且つそれらが良い方向に向かっていたので見ていて楽しかったですね。

1つ惜しい所があるとすれば、サニパのパフォーマンスが最終回である今話でも見られなかった事ですね。あの回し蹴りを筆頭にどんなパフォーマンスをし、Liella!とどれだけ差があるのか、肌感覚でも良いから知りたかったので残念です。具体的にはA-RISEの「shocking party」みたいなものが見たかったですね。その方が直感的にも「この2人は凄い」って分かりますし。彼女達が今後A-RISEや東雲、東黄のポジションに落ち着くのか、それともSaint Snowみたいにメイングループと共に活動していくのか。その方向性がハッキリしなかったのが勿体なかったなぁと思います。でも、まぁ大きなマイナス点はそれくらいですかね。全体を通して非常に楽しく見る事が出来ました。

 

さて、これで2021年のアニメラブライブは終わりです。来年には虹ヶ咲の2期が来ますし、『スーパースター‼』の2期も遠からず来るでしょう。双方不安要素は十二分に抱えていますが、放送開始を楽しみに待っています。出来れば次回は延期無しで視聴したいですね。

 

 

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