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ネタバレ感想《『がっこうぐらし !』 第11巻》この状況、正に四面楚歌。由紀達、学園生活部の運命は!?

 長い間待っていた第10巻の発売から半年と少し。実写映画公開まであと少しというタイミングで11巻発売されました。前巻で1つに大切なことを絞った由紀達、学園生活部がどのような行動を起こすのか、期待4分の1、恐怖という意味の不安4分の3の気持ちの割合で購入しました。

 

以下、ガンガンネタバレの感想の為、ご注意下さい。

 

↓第10巻の感想です。

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ストーリー

 

第10巻の途中で大学に別れを告げ、椎子という頭脳的にも精神的にも心強い仲間を加えてランダルコーポレーションに向かった学園生活部。しかしそこで待ち受けていたのは救われる未来ではなく、爆撃またはそれに準じた高熱処理を行う計画という現実でした。

 

今回の11巻はそこから由紀達は胡桃を交渉材料に爆撃を中止するようランダル保護機構(以下、保護機構)に要請するところからスタート。

モルモットになる恐れのある胡桃自身が交渉に挑むも結果は決裂。何を捨てても良いけどこれだけは、と由紀達が拘った「皆で一緒にいること」を保護機構は実質容認しなかったからです。

それにしても、保護機構は由紀達がボーモン君を使っているとは考えてなかったんですかね?

こんな酷い状況で生きている訳ですから、いくら子供であっても薄っぺらい嘘で騙せる位素直な筈がないと思って対処しても良かったのにと思います。そういう杜撰というか適当さがゾンビ現象を引き起こしたんだよと言いたいですね笑

 

交渉決裂の後、夜逃げのように本社ビルから脱走する学園生活部にランダル評議会と名乗る組織からの接触がありました。ボーモン君も本物と太鼓判を押したので、これが力となってか、車が壊れる(りーさんの事故)、胡桃がお荷物状態になるといったトラブルを乗り越える事が出来ました。

 

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しかし、そこで無事に助かりました!はい終了!となる程『がっこうぐらし!』は甘くありません。ここから、

 

  • 椎子がゾンビ化により死亡
  • ボーモン君初期化
  • ランダル評議会は椎子が作った虚構

 

というヤバい事のオンパレード。みーくんやりーさんより遥かに上手な頭脳担当となっていた椎子が離脱したのは特に痛いです。彼女の手によってボーモン君は知恵があるように見えていましたしね。11巻の表紙カバーを捲ると椎子のプログラミングが見えている辺り芸がこまかい。

 

それにしても、めぐねえと良い椎子と良い、みーくんも胡桃に負けず劣らずの汚れ仕事やってるよなぁ。今度は胡桃にトドメとかない…よね?

この出来事とか、日記になんて記しているんだろう…

 

 

まとめ

 

椎子が死亡し、今まで奇跡的に確保出来ていた水や食料、そして寝床といった、生活に不可欠なものを失いただ保護機構から逃げる生活(とも呼べない何か)を強いられることとなった学園生活部。そう考えると、衣食住全て揃ってて一応生活っぽいことが出来ていた高校編が恵まれていたなぁと感じます。もはや懐かしい。

 

胡桃を差し出せば、何人かは助かることは出来るかもしれませんが、それを選択しなかった由紀達。それが正しいのか間違っているのかは何とも言えませんが、この選択が彼女達にどのような結果をもたらすか、気になるようなでも知りたくないような不安な気持ちです…

 

そう言えば、最後、由紀に話しかけたドローンは学園生活部の事を知っているみたいでしたね。もしかして大学生達ですかね?

次巻が最終巻と告知されましたし、なんとか学園生活部に希望が見える終わりを迎えて欲しい…。でも、貴重な戦力だった胡桃はお荷物状態になっていますし、お先真っ暗な気がするのが…

最後のページにあった千葉サトル氏の次巻で完結するよという告知で「最ご」と”後”でも”期”ないどっちの意味でも、或いはWミーニングとも取れる書き方をしていたのでホント、今から凄い怖いです。

ですが、ビビっていても仕方ありません。彼女達の行く末を1ファンとして、しっかり見届けていこうと思います。

 

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  • 作者: 原作:海法紀光[ニトロプラス],作画:千葉サドル
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  • 発売日: 2019/01/12
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