エフライの感想記

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感想《Formula E 2019-2020シーズン(第6シーズン) 開幕戦(第1戦) ディルイーヤ》新シーズン開幕!今シーズンもアタックモードが鍵になりそう…

大体のスポーツがシーズンオフを迎え、年末を嫌でも感じるここ数日。そんなタイミングで、とあるカテゴリーが新シーズン開幕を迎えました。Formula E。昨シーズンからGen.2というニューマシンに変わり、他のモタスポと中身だけでなく見た目も大きく変えてきたこのカテゴリーは、約4か月の休暇を終え、また熾烈な争いを開始します。

参加台数が22台から24台に増加。メルセデスが本格参戦。アタックモードを使い切らなければならなくなった。そしてそのアタックモードにはSC中には入ってはいけない。等と、昨シーズンからの変更点はありますが、これらがハチャメチャなバトルを生み出してくれるかもと思うとワクワクが止まりません。

 

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いつもとは違い、金曜と土曜のダブルヘッダーで行われた開幕戦。舞台は昨年と同じ、サウジアラビアのディルイーヤです。昨年は、BMWのダコスタがポールトゥウィンを成し遂げていましたね。そのダコスタは、今年からテチータに所属チームを移しましたが、元所属チームのBMWの強さは維持されているようで、シムスが昨年の最終戦に続く2戦連続のPPを獲りました。2年連続のBMWのポールトゥウィンに期待するところですが、2位-3位につけたメルセデスも不気味です。昨年のHWA時代は予選番長なチームでしたが、今年からメルセデスが本格的にバックにつきましたからね。バンドーン、デフリースというGP2,F2最強ペアがどう追い詰めていくか楽しみでした。

 

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そんな中で迎えた決勝。

鍵になったのはやはりアタックモードでした。しかしそれは、追い抜く為というより”如何に相手に抜かれないようにアタックモードに入るか”という消極的意味によるものでしたけどね。昨シーズンも何度も見た、アタックモードに入る為にアタックゾーンを通過したら後ろの車に抜かる現象。後半のサーキットでは、損が少ない箇所に設定された事もあったアタックゾーンですが、このサーキットは去年のままでした。更に、そこで上で挙げたような、アタックモード使用義務やSCラン中にアタックモードに入ってはいけないという規定が追加された為、大変使いづらいものとなっていました。

 

今回、その新規約の迷惑を被ったのはバンドーンでしたね。

これまでの平和なレースから一転、残り15分から一気に接戦となった為、彼はアタックモードの使いどころを見失ってしまいました。仕方なくロッテラーに抜かれるのを承知でアタックモードに入ったバンドーンでしたが、丁度その時、アプトがクラッシュしてしまい、SCが導入されました。“アタックモードを有用に使えなかった”という面では損をしましたが、もし仮にアタックモードに入るまでにSCが出ていれば、使い切れなかったペナルティが出てしまうので、ある意味ラッキーだったとも考える事が出来ます。現にハートレイは使い切る事が出来ず、ペナルティを受けましたしね。ですが、勿体なかったな…と思います。彼のポテンシャルはこんなものではないはずなので、次戦以降に期待します!

 

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残り1分半で再開し、超スプリントになった開幕戦。

制したのはスタートから着々と順位を上げていたバードでした。2位にロッテラー、3位にバンドーン、そして4位に日産のローランドと日本にゆかりのあるドライバーが上位フィニッシュをしたのは嬉しいですね。

 

 

ポールスタートのシムスはペースが悪く8位。3位スタートのデフリースも6位と、予選好調だった2人が沈んでしまったのは残念でした。

また、ウェアライン(11位)、マッサ(12位)、ハートレイ(19位)という推しが下位に沈んでしまったのもショックでしたね。日産のブエミやチャンピオンのベルニュ、ファイターのディグラッシ(13位)もそれぞれリタイアや下位フィニッシュでノーポイントだったのも意外でした。

 

 

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まとめ

 

という訳で第6シーズン開幕戦の感想でした。

FEにしては平和だと思っていた矢先にドンガラガッシャンがあり、「あぁ、FEだなぁと」感じるレースでした。開幕戦からダブルヘッダーですが、シムスやメルセデス勢、バードが変わらない強さを見せつけるのか、それともブエミやベルニュ達の巻き返しがあるのか。第2戦もとても楽しみです。